インド(その3) オールドデリー

Jama Masjid から見る通り

 

Jama Masjid を出て町の散策を開始。モスクの正面にあるゲートから伸びる道はマーケットになっています(下の写真)。そのマーケットもまだ開店準備の時間帯。オールドデリーはどれだけ人でごった返しているだろうかと来るまでは不安もありましたが、この時間はまだ落ち着いていました。この調子でいってくれればいいのだけどと思いながら(人の多い通りは押しつぶされそうなほどの混雑だという情報も見かけていたので)、ゆっくり歩いているだけで、今インドにいるというだけで、旅に出てきていることが、嬉しくて仕方がない。

Jama Masjid から伸びるマーケット

 

オールドデリー

写真を撮りつつ、くるりと歩いてまたJama Masjid 沿いの道に戻り、通りがかりに気になっていた、店先でチャイを出している店で軽食を取ろうと行ってみました。

最初の朝ごはん、ここのパンとチャイを。

この写真の店でチャイとパンを頼むとお客さんも一緒になって値段を教えてくれたり、店先に出しているベンチに座らせてくれたり。

Olympus Pen F, Kodak Gold200

私は人にカメラを向けるのが苦手で、チャイをすすりつつ、作業に感心しながら、顔にレンズを向けないようにしてこっそりと撮らせてもらました。

地元の人にはきっと全くなんでもない風景・・軒先でいろんな職種の人々が作業をしていたり、いろんなところにいろんなものがぶら下がっていたり、電線が恐ろしい本数絡み合っていたり・・そんな全てがインド らしくて旅人には嬉しい要素だったりして、どこを向いても絵になる(写真に残したくなる)風景ばかり。藤原新也さんだったかと思うのですが、「インドは 360° どこを向いても絵になるから、何を撮るか、ではなく、何を撮らないか、という選択が大事になる」というようなことを書いていた気がするのですが(覚え違いだったらごめんなさい!)、私はなんと言ってもそんなレベルではない素人だし初めてのインドだしで、なるほど、と思いつつも、私の旅の記録として撮りたいと思ったものをできるだけ撮って帰ろう、と思っていました。インドにこれから先も何度も来るようになれたら、そうしたら少しづつ撮りたいものや撮れるものが定まってくるのだろうかと先のことをちょっと思ってみたりもしつつ。

Olympus Pen F, Kodak Gold200