さて、ほとんど眠ることができず夜が明け、2日目の観光に突入。最初はシェイパレス。そこに着くまでの車窓の風景も、なんせラダックに着いたばかりで珍しく、嬉しく、どきどきしながら逃すまいと見ていました。目的地に着くとドライバーさんが車を停め、待っていてくれるので自分たちのペースで好きなように見て回ります。
マニ車の続く坂道をゆっくりと上りながら見える景色は湿地帯、優しい景色。
入り口へと続く階段を見上げると、とても美しい赤色をした扉が見えました。はっとする美しい扉、そしてそのノブに通してあるカタ(敬意を表するときに使われる祝福用の薄い布)が強い風に揺れているだけで感動してしまいます。
進んでいくと地元の方々がバターランプの準備をしているところに出くわしたので、声をかけて写真を撮らせてもらいました。昔はヤクのバターで灯していたようですが、今はどこも植物油を使っています。
子供の頃からチベットに特別な想いを抱いていた私は、チベット文化圏、タルチョが風にはためく風景の中に自分がいるということだけで何をしなくても胸がいっぱい。風に吹かれ遠くの景色を見ながらとりとめなく色々なことを思います。
さてまだ1日は始まったばかり、この後も何ヶ所か有名なお寺を巡ります。
Olympus Pen F, Kodak Portra 160