[インドネシア 1 ]
ニュージーランドの話をお休みして今日はインドネシアへ。
東南アジアで最初に行ったのがインドネシアのジャワ島。
テレビの世界遺産の番組だったと思うのですが、このボロブドゥール遺跡の逆光でのシルエットの映像がとてもかっこよくて惹かれ、ぜひ行ってみたいと思っていました。
東南アジアを旅することに興味が出始めたのはいつ頃だったかはっきりとは覚えていないのですが、いつの間にやら「アジアを旅したい、まずはボロブドゥールとジャワ更紗!」と思うようになっていました。
そして90年代後半、3回目のニュージーランドにシンガポール経由で行き、ニュージーランド約3週間の滞在の後にシンガポールで降りて、あてもなく街を歩いて見つけた旅行会社に入りました。
たまたま見つけた所だったけれど、とても気持ちの良い対応をしてくれた覚えがあります。(そういえば食堂やカフェでも、シンガポールで働く人は はつらつとして気持ちの良い人ばかりだった。)
そしてそこで調べてもらった シンガポール⇄ジャカルタ の1年オープンのチケットが安かったので即決(残念ながらそれがいくらだったのか覚えていないのですが、一年オープンでそんなに安くていいのかと思ったことは覚えてます)。
ただその当時の私は知らなかった航空会社で、だから安いのだろうくらいに思っていました。
出発の日、空港に行き搭乗手続きを済ませて搭乗を待っている同じ便であろう人々は、見事なほどに全ての人がマレー系のムスリム達。中国系の人も全くいない、そして日本人はおろか西洋人のバックパッカーすら一人もいない状態。
大勢の人が集まっている中で、ここまで自分ただ一人だけが言葉も何もかもが違うよそ者、という状況は私には初めてだったので、なんとも言えない不思議な気分、夢の中のようでもあり、自分の意思と決断でここにいるのだという力強いものも感じつつ、でもやはり緊張が大きくて地に足がついていないような感じだったかもしれません。
そうやって乗った飛行機はエミレイツ。機内はきれいだしスタッフさん達は驚くほど美しく凛としていて、そして出てくる機内食は美味しいしで、どこの航空会社なの !? と、知らなかった私はびっくりしました。おかげで快適なフライト。
ニュージーランド以外では初めての一人旅が始まる緊張。なんだか思い出すだけで今でもどきどきしてきます。