舞台芸術研究所。チベットから亡命してきた人や、その子供達がチベットの伝統芸能を学ぶ場。
ちょうどお邪魔した日は夜に本番があるということで、屋外のステージでは真剣なリハーサル中でした。衣装はまだ着けず普段着での練習なのに迫力があり身体の芯に響いてくる歌声にすっかり心を奪われました。さすがに本格的に学んでいるだけあってすごいなと感激していると、それもそのはず、聞くと一年に一度の試験に通らなかったらそれまで、留年ではなくそこで終わりなんだそうです。
建物内には舞台で使う衣装や小物を作る工房や、チベットから運んで来たのであろう年代物の衣装や楽器を展示している部屋などがありました。
作業中にお邪魔するのも申し訳ないなと思いつつも見せてもらいました。
自分たちの文化が絶えてしまわないようにと日々頑張っている方々。
美しいものたち、
ただの”物”ではないですね、この笛はどんな音色がするのだろう。
滞在時間は短かったけれど、ここでは本当に、心にも体にも響いてくる歌声に出会えてよかった。動画を少し撮ったので、帰国後、何度も見返しています。
Nikon FE, Kodak Ultramax 400