ラダック3日目、トレッキング始まりの日(1)

ザンスカール川とインダス川の合流地点

今回のラダック旅行を計画し始めた時、1週間しかない時間の中でトレッキングをするかどうか、迷いました。街でもゆっくり過ごしたい気持ちもあったし、なんと言っても初めての高地で、おまけに私はけして体力があるわけでもないし、山に慣れているわけでもない。それでももし無事にトレッキングすることができたら・・と想像してみると、絶対にその方が私達にとって満足する旅になるだろうと思えたので挑戦することにしました。

Sham valley trek シャムバレイトレック、2泊3日で歩く、高低差の少ない初心者向けのコースで、ベイビートレックと呼ばれているそう。本格的に長いコースを歩く人たちがウォーミングアップのために歩いたりもするそうです。今は村と村をつなぐ車道が通っているのですが、以前は歩くしかなく、地元の人たちの生活のための道。

さてそのトレッキング始まりの日、相変わらず私は2~3時間眠れたか眠れないかの寝不足、なのに元気。ところがよく眠れているパートナーは高山病の頭痛が始まっていました。(眠ると呼吸が浅くなるらしく、高山病対策にはよくないそうですね。私はきっと眠れなかったから元気だったんだろうと思っています。)それでも大丈夫、出発できるというので予定通りに動くことに。

旅行会社にお願いした車で歩き始めの村まで送ってもらいます。上の写真は道中、川の合流地点を見下ろせるポイントで車を止めてくれた時のものです。

車を降りていよいよ出発

マニ石 お経が刻まれています

ストゥーパ並ぶ村の道

リキルという村からいよいよ歩き始めます。このトレッキングは村から村へと歩く道なので、着いた先の村でホームステイができます。なのでテントや食料の準備はせずにすみ、自分の着替えや雨具、飲み水を背負うだけ。ガイドさんもついてくれているので、問題は高地であることだけ。私はここまでのところ何も問題はないけれど、パートナーの具合が気になります。が、そう言いつつも私はこの憧れのチベット文化圏で広い広い風景の中を自分の足で歩けることが嬉しくて、わくわくしていたのです。