ラダック3日目、トレッキング始まりの日(3)

さて歩き続けます。上空は風が強いようで雲の動きが速く、晴れて暑くなったり光を遮られて途端にひんやりしたりと、ころころ変わりますが歩き続けているので少々は大丈夫。

 

ちょうどお昼頃に川のあるところに差し掛かりました。川のそばの座って休憩できそうなところで、準備してくれていたランチボックスをいただきます。こういうものもガイドさんが背負ってくれているのです。そして温かいお茶も。ありがたい。

美味しく食べた後、パートナーとガイドさんが寝転がって休んでいる間に、私は近くにある花の写真を撮ってうろうろしていました。
小さな花のかわいいこと。

休憩後に歩き始めると珍しい木に目が留まりました。太い幹の途中から突然のように細い枝が何本も生えています。なんという木だったのでしょう、せっかくガイドさんがいるのだから聞けばよかったのにそこまで思わず、写真を撮っただけになってしまいました。そして野ばらも満開で美しい。野ばらはトレッキング中ずっと見かけ、ちょうど満開の時期だったようで本当に見事でした。帰国前日にお土産を求めて入ったスーパーで見かけた地元産のハーブティ、ワイルドローズヒップのお茶はこの花の実たちだったのでしょう。

そして林を抜け、また開けたところへ出て歩きます、峠にはやはりタルチョ。


目指す村への標識が見えてきました。ヤンタン村がこの初日の宿泊地。そしてその上に書いてあるへミスシュクパチャンというのが明日の宿泊地。
この辺りも歩くだけの、車の通れない山道がありはするのですが、状態があまり良くないようで村までのあと少しは車道を歩きましょう、というガイドさんの判断。

 

写真ではわかりにくいですが向こうの方に建物と木立が見えてきました。あれがヤンタン村だそうで、あと少し。どんなところなのだろうとわくわくしてきます。

この日は約10キロの道のり、ヤンタン村の標高は3677m。そんな高地に自分がいるなんて不思議。パートナーは相変わらず頭痛に悩まされているのですが、このシャムバレイトレックはもしもの時は車でレーの街へ戻ることができるということが少し心強い。

あと少し、足元を気にしなくていい車道の上を一気に進みます。