若い頃の読書と想い。

 散歩中に出会った子。

 

20代の頃を中心に夢中になって本を読み、憧れで胸がいっぱいになる大好きな人が何名かいます。

私自身は普段の生活では引きこもりに近いくらいのインドア派の人間で、体力も運動神経もない、まして野外で自分の力で生きていく実力や経験など皆無で・・・それなのに、か、それだから、か、好きで好きで憧れているのはどの方も地球と繋がり自然の中で全力を尽くし、それを楽しむ人達ばかり。

そんな大好きな中の一人の野田知佑さんの本を、一体何年ぶりになるか、本当に久しぶりに読み返しました。読み返したのは「新・放浪記」。

中年以降の野田さんはどっしり構えていて何事にも動じないくらいのイメージが(私の中で勝手に)あるのに、この本の中でまだまだ若い野田さんは日々苦しんで右往左往している。そんな青年がヨーロッパを旅する話が前半に綴られていて、もう読み始めたら一気に、初めて読んだ20代の頃の自分の気持ちが蘇りました。

これを機に、ずっと読み返したいと思いつつそのままになっていた本たちを読もうと思い、今は渡辺一枝さんの本でチベットを旅しています。